ナースの資格を活かして地域医療に貢献!

訪問看護師はご利用者の主治医と相談しながら、次のようなケアを行います

認知症患者さんのケアも重要

病院に勤務した際とはまた違う世界が訪問看護にはあります。そこには患者さん一人一人の「暮らし」があり、看護師はそれを尊重して働きます。

他人からは「こんな状態で退院しても、本人も家族も大変でしょう」と思っていても、患者さん本人やそのご家族が、人生の最後を病院のベッドではなく、自宅の畳の上で迎えたい、迎えさせてあげたいと希望するケースも少なくありません。

病院では触れる機会の少なかった患者さんの個性も自然と見えてきます。人間は一人一人に個性がありますので、当然、その暮らしの場も様々で、看護師はそこに「おじゃまする」形で働くことになります。

そして、その人らしい暮らしができるように、看護師としてできることは何か、一生懸命感じて、考えて、行動するのです。病院で働く場合と違い、そのときの状況を一人で判断し、利用者とその家族にとってベストと考える対応策を実践する、そんな責任の重い仕事です。同時に、それを上手くできるようになると、非常に達成感のある魅力的な仕事になるのです。

在宅療養は、利用者と家族にとって、いいことばかりではありません。病状に関する不安や家族の介護負担の増加など、大変な場合もあります。一方で、家族と一緒に日常を過ごせることで、安心感や喜びを感じることができるのも、在宅療養だからこそです。そういった面を共有できるのも訪問看護の仕事の魅力の一つだと思います。

訪問看護師ができることは多岐にわたりますが、簡単にリストアップすると、利用者の主治医と相談しながら、以下の通りになります。

健康状態の観察と助言

利用者のバイタルチェック(血圧・体温・呼吸・脈拍など)をはじめ、特別な病状についての観察や助言を行います。利用者やその家族が気付きにくい皮膚の病変なども、看護師の観察力があれば早い段階で発見できます。

利用者とコミュニケーションをとるなかで、趣味などの生きがいについての聞き取りをしたり、家族や近所とのかかわりの様子をうかがうことで、心の状態が健康であるかどうかチェックするのも重要な仕事です。

検査・治療促進のための看護

利用者の大半は高齢の方であることから、複数の持病を抱えており、病院から処方されている薬の種類も多いことが一般的です。その服薬状況をキチンと把握し、必要に応じて助言を行います。また、在宅酸素や膀胱カテーテルなどの医療器具を取り扱い、管理も行います。

日常生活の看護

在宅でケアを受けている方は自由に外出ができる身体ではないことがほとんどですので、生活の楽しみは屋内での趣味や毎日の食事に限られるという方が多くなります。訪問看護師は食生活について、栄養バランスや利用者の病状に負担とならないようにアドバイスを行うだけでなく、場合によっては利用者が希望するものを食べられるように工夫や調整を行うこともあります。

リハビリテーション看護

体位交換を行います。状況に応じて、ADL(日常生活動作)の訓練や悪化を防ぎます。そのほか、ベッド、トイレ、車椅子、補聴器などの福祉用具に関する相談ものります。適切な提案を行うためには、前もって介護保険制度について勉強しておく必要があります。

心のケア

自身の病気について不安を抱えている利用者の話をよく聴いてあげてたり、リラックスできるようにしたり、生活リズムを整えるサポートを行います。社会生活の復帰援助も含まれます。

認知症のケア

高齢者に比例して、認知症の患者は増加の一途を辿っており、現在は約300万人の患者がいるとされています。当然、認知症を患っている利用者も増えていますので、その看護、事故防止、コミュニケーションのサポートを行うためにも、認知症について勉強しておくことが必要です。家族から介護相談を受けることも重要な仕事です。

療養環境の改善に向けての助言

自宅ということを鑑みて、清潔を保ち、利用者にとって療養生活に適した環境を整えます。

介護者からの相談

介護を行なってる家族から相談を受けることがありますので、介護保険制度の仕組みを理解し、必要に応じて患者会や家族会などの相談窓口を紹介が行えるようにしておきます。

利用できる在宅サービスの案内

利用者やその家族の精神的、経済的な負担を軽減するための自治体や民間のサービス(福祉用具や住宅改修など)の紹介や調整を行います。

終末期のケア

病院で最後の時を迎えるのが当たり前だった時代とは異なり、現在は本人の希望や家族の理解、主治医の協力があれば、住み慣れた自宅で看取ることができようになりました。しかし、看取りの経験がある人はほんのわずかです。訪問看護師は利用者や家族の精神的なサポートを行ないながら、できるだけ利用者が望む最後を叶えてあげられるように調整を行います。また痛みに関する緩和ケアも行います。

利用者が亡くなった後は、その遺体にエンゼルケアを行います。医療機器の取り外しからはじまり、鼻などに詰め物をして体液が滲出するのを防ぐ処置を行ったり、利用者が生前お気に入りだった服を着せてあげたり、化粧をしてあげたりと方法は様々です。

残された家族の悲しみの汲み取り、少しでも早く恢復できるようにサポート(グリーフケア)も行います。

 
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