薬の飲みすぎや飲み忘れを防ぐ工夫をする必要があります
訪問看護を利用している方の多くは、なんらかの疾患や障害を抱えていますので、健康管理にあたっては、適切な服薬を続けられるように支援することが求められます。
利用者には高齢者が多く、また複数の薬を処方されていることが少なくありませんので、飲み忘れがあったり、処方された時期がわからない薬が出てきたりすることがあります。
訪問看護師は、適切に服用できているか(用法・用量は正しいか等)、飲み忘れが多いのはどの薬か、薬の効用や違いをどの程度理解しているかなどに注意を払います。
一般に、1日の最初の服薬時間である朝に飲み忘れることは少なく、昼・夜に飲み忘れることが多くなっています。反対に、飲んだかどうか分からなくなり、用量以上に飲みすぎてしまう人もいます。
そこで訪問看護師は、利用者にとって分かりやすく、飲みすぎや飲み忘れを少なくするための工夫をするとともに、服薬状況を把握できる方法を考える必要があります。主治医に依頼して一包化してもらう、薬包に日付を入れる、お薬カレンダーを食卓においておくなどの方法があります。
それでも1日複数回の服薬が難しい場合には、医師と相談のうえ、回数を減らしてもらったり、優先度の高い薬だけを飲むといった妥協点を探ることもあります。また、複数の疾患で別々の医療機関で診察を受けている場合、処方箋が重複していないか、市販薬との併用で相互作用が起きていないかなども確認します。必要であれば、医師や薬剤師と相談もします。