小児が対象の場合、母親からの情報収集を十分に行いましょう
小児の場合、母親が小児の心身の状態をよく把握しているので、専門職であっても母親から児の状態を十分に聞く必要があります。
当然のことですが、母親は児のことを十分に理解してもらったうえで訪問看護を行うことを望んでいます。母親と小児との信頼関係ができるまでは支援に徹しましょう。そのうえで、訪問看護に対する母親の期待とニーズを把握し、共有する必要があります。
小児の場合、退院と同時に訪問看護を開始するケースがほとんどです。疾病や身体の状態、成長に対する配慮など、小児の特性を理解することが大切です。また、2箇所の訪問看護ステーションがかかわる場合は、その情報を共有し、訪問看護計画に反映できるように連携を行います。小児の疾病、成長の状況に合わせて、その都度情報交換や同行訪問などを検討します。
対象者の状況により多少異なるものの、小児の場合、急変などが起こりやすく、また入浴時もリスクは高くなります。家族不在時の入浴介助はヘルパーとの同行訪問するなど慎重に行うことが求められます。
人工呼吸器の装着が必要な小児へケアを行う場合は、緊急時の対応やアンビューバッグの取り扱いなどを含めたトレーニングを行う必要があります。また、訪問時の医療機器の定期点検など、人工呼吸器の管理に必要な事項を主治医にも確認して、基本的手技のチェックリストにまとめるなどして、家族が実施していても訪問看護師も確実に行えるようにします。
特に看護師が初めての処置を行う場合、管理者は担当者が訪問看護内容を安全に実施できるスキルがあるかどうかを見極めて、訪問看護計画を実施する必要があります。