日本看護協会などの関連団体による研修は数多くあります

日本看護協会や日本訪問看護振興財団などの関連団体は、新任の訪問看護師を対象とした基礎研修、中堅クラスの方を対象に在宅での緩和ケアやハイテクケアといった特定分野に関する研修などを行っています。
国の支援を受けた研修としては、各都道府県の看護協会が開催する「訪問看護師養成講習会」もあります。看護経験が3年以上の看護職を対象としたもので、実習を含め165時間のカリキュラムで構成されています。
内容は、制度や法的な知識だけではなく、小児から高齢者まで様々な疾患のある在宅療養者を看護するうえで必要な基礎知識を網羅しています。現在のお仕事と併行する形で受講できるプログラムも用意されています。
訪問看護のお仕事をしていくなかで、特定分野の知識不足を実感したり、スキルアップをしたいと思ったときには、各論として専門分野の研修を受けると効率的です。より広い視野を持って活動したい方は、認定看護師や専門看護師の資格取得を目指すのも一つの方法でしょう。